英語の能力を最も手っ取り早く上げる方法「音読」

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どうも、すらです。

現役国立大学生で、ブログやってます。

私は塾や予備校に行かず、個人でのらりくらりと受験勉強をしてしていたので、そこで得た知識なんかを紹介しています。

もしおんなじ境遇の人がいたら参考にしてほしいです。

私自身は頭が特別良いわけではなく、こつこつ真面目に頑張れるタイプではなかったです。

なので、今回の記事も勉強に苦手意識を持っている人たちにこそ、届いてほしいです。

というか、私が偏差値60を超えるような頭のいい人たちに言うことなんて何もないんですけどね(笑)

ではいきましょう。

今回のテーマは「音読」です。

音読の効果って分かりづらいよね

ぶっちゃけ、音読は実際にやったことが結果として明確には出づらいです。

文法や長文読解などはやればその分野が直接問題として出てくるため、成果が見えやすいですよね。

でも、テストに「音読」という項目はありませんし、そもそも入試では英語をしゃべりません。

私も効率主義な面があり、成果が怪しくて無駄になりそうなものは一切やりたくなかったんですよね。

だから、宿題や課題を受動的に課せられる塾には行きたくなかったというのもあります。

そんな私でも、今振り返ってみると音読は絶対にやったほうがよかったと思います。

根拠はいくつかあるんですが、順を追って説明していきたいと思います。

英語は話せなければ聞き取れない

リスニング全然できないんだが…

ていうかほぼ何言ってるかわからないからいつも適当にマークしてるよ!

という人、多いと思います。

正直私も高校2年生の頃までは「さぁ統計学の証明だ。選択肢が4個あるから全部適当にマークしても1/4は取れるはず」

とかわけのわからないことを言いながら、リスニングは毎回諦めていました。

でも、センター試験(これからは共通テストですね)では48/50点。

1問ミスという高得点をとることができました。

この点数に関しては自分でもまぐれだと思っていますが、でも、音読をやっていなければ絶対にこの点数をとることはできなかったと断言できます。

音読を始めてすぐに成果が出てきた、というわけではありませんが、音読を継続するようになってから明らかに私のリスニング能力は上がっていきました。

というのも、見出しにも書いたように、英語というのは話せないのに聞き取ることというのはほぼ不可能なんですよね。

当たり前ですが英語は日本語とは全く違う話し方になるので、なじみのない私たちではどこをどのように区切って聞けばいいか、どこが重要なのか全くわからないんですよね。

実は、リスニング英語でも、ここだけ聞いておけばいい!って場所もありますし、きちんとそういう場所は強調して話してくれています。

でも、英語のしゃべり方に慣れていない私たちはそれがわからない。

そこで音読なんです。

音読によって英語のリズムを自分の体で覚えてくると、自然にあのわけの分からなかった暗号文が聞き取れるようになってきます。

正直、リスニングを強化しようとしたときに、聞き取る際のテクニックを勉強したり、ひたすら英語を聞いたりするのもいいですが、一番効果があるのは実際に自分が声を出して覚えることだと私は思っています。

一番楽な方法ですし。

音読が楽な理由については後で話しますが、ともかく音読はリスニングが苦手な人はぜひやってほしいものになります。

長文にも効果あり

音読はちょっとした文章を繰り返し読むんですが、これは長文の対策にもなるんですよね。

私の場合は1日30分音読をやっていたのですが、これはテストの時に長文を解く時間に近いですよね。

まぁ私の場合はだいぶ長文に時間がかかっていましたが。

そんなことは置いといても、この毎日30分音読をするという行為は言い換えれば毎日英語のテストの長文問題を解いているのと同じ感じなんですよね。

なので、毎日音読をやっていると長文を見たときにしんどさがだいぶなくなります。

なんせ同じものを毎日読んでるんですから。

私もそうだったのですが、受験生ってあまり同じ長文を繰り返し読む、ということはしないんですよね。

なんか、たくさんの長文を読めばその分経験値が集まるような気がして。

ただ、私が受験を終えてからの感想としては、「同じ文を繰り返し読むこともやっていいんじゃないかな」って感じです。

少しあいまいな表現にはなってしまうんですが、同じ文を繰り返しやると「ちゃんと身についてる」感じがしたんですよね。

小さい範囲だったとしても、自分の中に自信をもって

「これだけは完璧に理解した!」

と思えるものがあればそれを軸として考えることができるというか。

完璧に1つの長文をかみ砕いていると「この表現似ているな」とか「なんか文章の作り似てる!」みたいなことが結構起こりやすくなってくるんですよ

これ本当に(嘘だと思ったら食べてみてください)

逆にたくさんの種類の文を消化したとしても、いまいち何ができるようになったかわからないって感じになることもあります。

自分は効率厨で、実感のないことや自分の中で納得できないことはやりたくなかったので

同じものを何度も繰り返して、少なくともこれだけは自信を持てる!というものを作るやり方の方があっていましたね。

その手段としての音読って感じです。

音読は大変だけど続けやすい

ここまで、音読はリスニングと長文に効果があるという話をしてきたのですが、

次は実際にやることになったときにはどうなのか、という話をしていきます。

これは私のやり方でやった時の意見なので、もしほかのやり方でやるときには当てはまらないかもしれません。

そこのところや許してね

まず実際にやって分かったのは結構しんどいこと。

こんなところで嘘ついてもしょうがないんで正直に言いますが、それなりに続けるのしんどかったんです。

そもそも、私は継続とかこつこつ努力とかできない人ですし。

私は1日30分音読をしていたのですが、これが本当に面倒くさい。

なにせ30分英語をしゃべり続けるなんてやったことがないわけですからね

いやになりますよ。

と、音読の悪口はここらへんにして、なぜそれでも私が音読を勧めるのかを話します。

まあ、理由は見出しの通り、続けやすいことなんですよね

確かに音読は大変なんですけど、きついだけであまり頭使わずにできるんです

筋トレみたいな感じです。

きついけど極度に辞めたくなるほどではないって感じ。

私の場合、勉強してると精神的に疲れてその教材を何となくやらなくなっていくみたいなことがたまにあったんですけど、それが音読は起こりづらい印象です。

なぜかというと、頭を使わないから(繰り返すな)

問題を解くわけではなく、声を使って体で覚えていくという勉強なので、しんどいけど継続はしやすい。

少なくとも、リスニング教材などで問題形式のものを繰り返すよりは楽かなと思いますね。

問題を解かないので、不正解や理解不能といった問題が起こらないこともメリットですね。

別に文自体を暗記する必要もないので、覚えるという意識も必要なく、個人的にはかなり続けやすく、それでいて効果のある勉強かなと思いました。

教材「英語長文ハイパートレーニング」と進め方

さあ、ようやく実際のやり方に入っていきます。

ちなみにこのやり方は、私が受験勉強をするときに参考にした「E判定からの大逆転勉強法」という本に書かれている内容に即したものです。

本当にしっかりとしたやり方を学びたい人はこちらを読むことをお勧めします。

自分的にはかなり面白い本でした。

ただ、こちらの本はちょっと高いので、中古でもいいかもしれません。

ではまず使う教材から。

「英語長文ハイパートレーニング」

というものになります。

これのレベル1(超基礎編)

ですね。

こちらは繰り返して使っていくのでなるべくきれいなものを購入するのがいいと思います。

メルカリなどを利用する場合は、書き込みやマーカーなどが入っていないかチェックしてから購入するようにしましょう。

必ずレベル1から始めたほうがいいです。

というか私が受かったような中堅国立大くらいならこれだけで十分です。

無理はしないこと。

というか音読でセンターレベルの長文を選んでしまうとしんどすぎて続かないんすよ。

あと、難しいのやったから効果があるとかそういうことでもないのでね。

なんで、私はレベル1だけをあほみたいに周回してました。

楽していきましょう。

やり方は段階的な反復練習

やり方に入ります。

英語長文ハイパートレーニングには音読用の小冊子がついていてます。

まぁてかそっちしか使いません。

CDもついてるのでこの2つを使って練習していきます。

CDについてはスマホやタブレットに音源を落とせるとやりやすいと思います。

私はCDレコというアプリを使ってTSUTAYAのT-Airとかいうものを利用してスマホに入れてましたね。

やり方がわからない人がいたら連絡ください。

全力で教えます。

それでは進め方を説明します。

CD音源の方には英語の音声が2パターン入っています。

音読は英語の発音を覚えるためにやるのでこれを聞きながらやっていきます。

2パターンというのは、

一区切り言ったらしばらく間隔をあけているパターン(音声の後に繰り返して言うやつです。学校とかで先生に続いて練習する感じの)

  • →こっちを音声(基礎)とします

と流して最初から最後まで途切れずに行くパターン

  • →こっちを音声(流し)

の2つです。

練習は次の準弁で進めていくといいと思います。

ちなみに、「読む」と書いてあるところもすべて声に出しての音読という意味です。

自分の部屋などがない人は小さく小声でぶつぶつ言うようにしましょう。

怖がられます。

  1. 音声(基礎)を使い、英語の音声に続いて自分は日本語訳を言う(3回)
  2. 音声(基礎)を使い、英語の音声に続いて自分も英語を繰り返す(5回以上)
  3. 音声は聞かず、自分で英語を言った後に日本語を言う(20回)
  4. 音声(流し)を聞きながら同時、もしくはワンテンポ遅らせて英語を言う(できるだけ)

流れはこんな感じですね。

回数は参考程度だと思ってください。

自分がまだ次のステップではないと思ったら、絶対に進まず前のステップに戻ること。

誰かに見せるわけではないので、一番自分にとって適した進め方をしてください。

詳しい説明に入ります。

やる時間は1日30分。

続けるのが無理そうだと感じた人は10分区切りを3回やったり、20分だけにしたりと調整してください。

最初は相当しんどいはずです。

ただ、慣れもあるので、頑張ってみましょう。

まず、ハイパートレーニングには12個の長文が出てくるのですが、これを少しずつずらしながら進めていきます。

例えば

1日目  1個目と2個目の文を1.(日本語を言うやつ)で練習

2日目  1個目と2個目の文を1.を1回。2.を1回練習

3日目  1個目と2個目の文を2.で一回ずつ練習 + 3個目の文を1.で2回練習する

5日目  1個目と2個目の文を3.で1回練習 + 3個目の文を2.で1回練習  + 4個目の文を1.で1回練習

という感じですね。

今回はわかりやすくするために、ちょっとペース早めな感じで書きましたが、本当はもっとゆっくりでいいです。

毎日30分なのでその中で、昨日やったものを進めながら、余裕が出てきたら次の長文を始める、というイメージ。

ステップが進むにつれて1個の長文にかける時間が減ってくると思うので、その分新しい文を増やしていくという感じですね

1つ1つの長文を完璧にしていくことが目標です。

だから、1個目の文なんかは特に全文暗記するくらいまでやりこんでいいです。

そこまでやる必要ないだろと思う方もいるかもしれませんが、私はそのレベルまでやっていいと思います。

なんか、めっちゃ自信つくんですよね。

あと、楽しくなって続けやすくなります。

さらに言えば、「英語しゃべって」とか言われたときにこれを言うことができるようになります(笑)

ともかく、こんな感じでできるだけ毎日、受験まで続けてみましょう!

私はリスニング教材など一切やらなかったですが(運で)48/50点をとることができました。

ただ、私が話したことは参考なので、ぜひ、自分なりにアレンジしてやりやすい方法で頑張ってください!

注意すること

音読を続けていく中で、出てきそうな問題、疑問について答えておきます。

他に何か出てきた人は、ぜひ連絡をください!

喜んで答えます。

ミスは気にするな

まずは、最初からうまく音読なんかできないよってことです。

最初の方は英語を読むのにも頻繁につっかえて死にたくなります。

私も同じ文章を20回とか読んでもつっかえるのが直らず、自分には才能がないのかと思いました。

ただ、これには簡単な解決法があります

そう、20回でできなければ100回繰り返せばいいだけの話なんです。

正直私に関しては100回以上やってほぼ丸暗記した文ですらたまにつっかえていたので、そんなもんだと思った方がいいです。

回数記録しとくといいよ

これは普通におすすめです。

小冊子の空きスペースなんかに正の字で回数をつけてくといいです。

今日が何回目だからこの分は2.(英語を聞いて英語を言う)だなとかわかるので。

あと、達成感がすごい(笑)

続けるモチベーションにめっちゃなりましたね。

やって損はないです。

ネイティブっぽく発音すること

音読は実際の英語の発音、リズムを学ぶことが目的なので、なるべく英語の音声にそっくりになるようにやりましょう。

それはもう学校でやったら馬鹿にされるくらいに大げさにやっていいです。

というかそうしないと効果は半減します。

ハイパートレーニングではありがたいことに長文ごとに読む人が変わっているので、マネしながらやることで自然と大体のパターンを覚えることができます。

学校では控えめにカタコトで英語を言っていたとしても、音読練習の時はイキり散らして巻き舌を使うことを推奨します。

最後に

音読は私が受験期にやって本当に良かったと思えるものの一つです。

これは継続さえできれば絶対にあなたの自信と実力につながると思うので頑張ってほしいです。

長い文章に付き合っていただき、ありがとうございました。

分からないこと、誤字脱字、あれば何でも言ってください。

では、また次の記事で会いましょう。

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