受験勉強を始めたはいいけど、全然集中が持たない…
途中で勉強をやめて昼寝やスマホに逃げてしまう…
そもそも自分は物事に長時間集中することができないし、どうすればいいの…?
という、受験生も多いのではないでしょうか。
今回は主に国公立を目指す受験生が、勉強に集中するために見直すべき3つのことについて話していきます
1.目標を立てなければ人は動けない
まず、前提として知っておいてほしいのが、集中力は個人差がとても大きいということです。
いきなり元も子もないことを言いますが、非常に大事なことなのでしっかり理解しましょう。
人によっては、嫌いなことでも何時間も続けることができる人もいます。
受験勉強も例外ではありません。
人によって1日15時間できる人だっていますし、うまくゲームと勉強を両立している人だっています。
しかし、この記事を読んでいるということはあなたはそっちのタイプではないと思います。
僕も集中は全くできるタイプではありませんでしたし、今もそこまで得意というわけではありません。
しかし、ここで言いたいのは集中できない人はできないんだから諦めろとかそういうことではありません。
重要なことは、自分が集中できないタイプであることを認めた上で、対策を考えること。
自覚することはゴールではなくスタートです。
自分が集中できないのに、何も対策せず嘆いていても何も変わりません。
また、元から集中できる人の理論を参考にしてもうまくいかないでしょう。
まずは、自分が集中できないと自覚し、そのうえで集中が持続しないのであればどうすればいいかを考えていきましょう。
この記事では、やる気や自分の能力に頼らず、仕組みや理論で解決する方法を紹介していきます。
ぜひ、自分に合った方法を見つけて受験勉強を頑張ってほしいと思います。
目標がなければ人は動けない
まず、目標・すなわち志望校が決まっていない人はまずそれを決めましょう。
もう志望校は決めてある、という人はこの章は飛ばしてもらって構いません。
では、なぜ志望校を決めなければいけないのか
それはゴールを決め、進む道が決まるとやる気が出てくるからです。
受験は結果的にどれだけ高い点を取れるかの勝負であり、上限で言えば100点です。
しかし、だからといって全員100点を目標にしていればいいのかというと、そうではありません。
例えば、今40点も取れない人が、1年後に100点をとることを目標にしても現実味がわかず、イメージがつかめません。
人は強いイメージを持てば持つほど、実現しようとする意志も強くなります。
信じれば夢はかなうなどといっているスポーツ選手は、このイメージがとても強かったということなのです。
何となくの想像で頑張れる人もいますが、私たちはそうではないでしょう。
であれば、計画をしっかり立て具体的なイメージをつかみましょう
そのために、まずは志望校を決めることです。
志望校の決め方については別の記事があるので、気になる人はこちらを読んでみてください。
志望校が決まり、毎日のやることに意味が出てきたときに集中力は出てくるのです。
2.スマホ、ゲーム機は見えるところに置かない
次に紹介する方法は、勉強をやっているときに気が散るものを目に見えるところや手の届くところにおいておかないというということです。
一見するとバカみたいな方法ですが、これは非常に有効です。
そもそも、○○をやれば集中できる、という考えが間違いなのです。
正しくは、集中できないのだから対策として○○をするという考え方
自分のことを一切信頼せず、仕組みで解決していくことが集中できる唯一の方法だと僕は思っています。
自分が勉強していて、いつの間にか違うことをやっていたという経験がある方は、その原因となったものを目の届かないところに持っていきましょう。
おススメは親に預かってもらったり、簡単にはいけない距離にあるおばあちゃんの家に置いといてもらうなどです。
僕は受験当時3DSを親に預かってもらっていましたね。
自分はすぐにゲームに逃げる癖があったし、自分でコントロールできないとわかっていましたから。
もちろん、ゲームや趣味と勉強を両立しながらやっていくことができる人もいます。
しかし、自分はそうではないと思うのならば、受験期の1年は娯楽は禁止、もしくは制限するのがいいでしょう。
スマホは絶対に使わない
扱いが難しいのがスマートフォンです。
勉強中に気になったことについて、調べたくなることもあるでしょう。
タイマー機能などを使って勉強に利用している人もいるかもしれません。
結論から言うと、勉強中は一切使うのをやめましょう。
調べ物は、勉強が終わった後にまとめてやりましょう。
もしくは辞書を利用して調べるようにしましょう。
タイマー機能などはタイマー、もしくは時計を使ってください。
覚えておいてほしいのは、スマホを触ること自体が危険であるということ。
いかなる理由も、スマホを触る言い訳でしかないと思った方が自分のためになります。
僕の場合は、勉強するときにはいつも椅子に座った後、スマホをベットに投げて、手が届かないようにしていました。
そのうえで、時間が終わるまではなるべく椅子から離れない、というルールを決めてやっていました。
僕はスマホの誘惑の力を一切疑わず、自分の集中力を一切信じていませんでした。
皆さんも自分の方法でいいので、誘惑を断ち切る方法を確立してみてください。
3.やることを小刻みに変えていく
最後に紹介する方法は、勉強数科目を短時間で変えていくという法う方です。
勉強を5時間やるという考え方ではなく、英語を2時間、数学を2時間、国語を1時間やるという考え方に変えることで、集中力をリセットしていくのです。
このやり方は作業興奮という心理効果を利用したやり方です。
作業興奮とは、作業をやる前はやる気がなくとも、やり始めるとやる気が出てくるというもの。
集中が長く続かないのなら、何回もやり始めればいいという理屈ですね。
この方法は特に国公立大学を受験する人と相性が良いです。
国公立受験はそもそもやる科目数が多いので、短いスパンで効率よく回していくことで、集中力も維持しつつ広い範囲を学習することができます。
いろんな科目を1日でやると、頭の中がこんがらがっちゃうんじゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
しっかりと計画を立てて、ルーティーン化することができれば、長時間の勉強という強大なストレスを大きく和らげながら、効率よく頭に入れていくことができます。
ただ、計画もなくこっちに飽きたからあっちをやろうという風に進めても効果は薄いです。
しっかりと自分が決めた計画に沿って進めていきましょう。
場所で区切る
科目を分けるタイミングとして、場所を変えるときに勉強する科目を切り替えることも有効です。
例えば、
- 学校の放課後に学校の自習室で2時間理科の勉強
- 帰りの電車の15分で英単語
- 駅から家までの間にある図書館で1時間英語の勉強
- 自転車で英語を聞きながら帰る
- 家についてから夕食までの1時間で社会の勉強
- 夕食後、30分古文単語の暗記をして今日の勉強は終了。
みたいな感じです。
ポイントは2つ。
一つは黄色いアンダーラインで引いたところの、移動時間を利用すること。
移動時間は一見すると少ない時間ですが、机を必要としない暗記物をやるには最適な時間です。
僕のほかの記事でも紹介している600語の英単語帳なんかは慣れると15分で1周できるようになるので、おすすめです。
電車やバスなどの移動時間がある方は、ぜひ利用しましょう。
2つ目のポイントは、家での勉強時間を減らすこと。
そもそも、家で勉強するというのは難しいことなので、その時間自体を減らしましょうということですね。
学校や塾の自習室、図書館やカフェなどの静かな場所を探してみましょう。
朝、学校に1時間早く来て自習するのもおすすめです。
僕は学校の教室を放課後に借りて、そこで友達と2人で勉強していました。
休日は近くの図書館で勉強したりもしていました。
基本的に人は家=リラックスできる休む場所と認識しているので、家で長時間勉強することは避けた方がいいです。
まずは、自分の集中できる場所を探してみましょう。
最後に
ここまでの話をまとめましょう
集中するための3つの方法は
- 志望校を決め、ゴールを定める
- スマホ、ゲームは手の届くところに置かない
- 勉強の内容を小刻みに変えて、集中力をリセットする
です。
僕が集中するうえで意識していることは、一貫して自分を信じないこと。
自分には集中力がないと決め付け、仕組みで解決していくことです。
正直、受験勉強において本当に難しいのは勉強の内容ではありません。
本当に難しいのは自分が何をすればよいのかを把握し、それを実行することです
それができれば、ある程度のところまでは誰だっていけます。
なので集中するということは難しいことであり、しかし重要であるということを認識して受験勉強を頑張っていってほしいと思います。
応援しています。
気になったこと、質問などあれば何でも相談してください。
一緒に頑張っていきましょう!
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