たった600語の英単語で国公立に現役合格できる理由

受験勉強

大学受験に必要な英単語の数は2,000~3,000個と言われています。

難関大学を目指すなら5000個くらいは覚えろ、という人もいます。

ですが、私は受験期に、たった600語しか暗記しませんでした。

その結果、何が起こったか。

中学英語レベルだった私ですが、「この600語は完ぺきに覚えた」と自信がつきました。

テストで「あ~、忘れてた」というつまらない凡ミスをしなくなりました。

1日15分で英単語暗記が終わるので、他の教科の勉強時間を増やせました。

そして、偏差値50台の平凡な高校の普通科から、私だけが国公立大学に現役合格しました。

毎日2時間シス単を勉強していた同級生は受験に失敗しました。

なぜ1日15分、たった600語の私は受かったのか。

今回はその方法をお伝えします。

英語のセンスがある特別な人にしかできない方法ではありません。

むしろ、
英語がキライ。

ていうか勉強がキライ。

暗記なんて一番キライ。

そういう人にこそおススメしたい暗記方法です。

なぜ受験には2000語も英単語が必要なのか?

一般的には、受験に必要な英単語の数は2000語~3000語と言われています。

ここでいう必要単語とは高校に入ってから覚えるべき単語のことなので、実際には中学単語+2000語~3000語を知っていなければなりません。

もしかしたら「3000語では足りない」と言われた人もいるかもしれません。

それくらい、「英単語は2000語以上の暗記が必須」というのが受験界隈の常識となっています。

ですが、本当に2000語も暗記する必要があるのでしょうか?

答えは、「いらない場合もある」です。

特定の条件下であれば、私は2000語はおろか1000語もいらないと断言できます。

その特定の条件とは、「中堅以下の国公立を目指す」場合です。

中堅国公立なら1000語以下の英単語力で十分合格できます。

その理由を説明していきます。

ですがまずは、一般的になぜ英単語が2000語と言われているのかを確認しましょう。

受験に2000語が必要と言われる理由は「テストに出るから」です。

くっそ当たり前ですね。

例えば、共通テストを考えましょう。

シス単の約2000語を暗記すると、2024共通テストに出る単語の98%は理解できます。

これに関しては私が2週間をかけて「シス単の共通テスト出題率データ」を取っています。

分からない2%の単語についても、基本的には設問で直接的に意味を問われる訳ではないので、分からなくても点は取れます。

つまり、2000語を覚えると「共通テストに出るほぼすべての単語が分かるから頑張って暗記してね」という理屈な訳です。

また、私立の一般入試や、難関国公立の2次試験でも英語が出ることがあります。

これらのテストは共通テストよりも難しい単語が多く出題されるため、より単語力が必要となります。

そういったこともあり、受験2000語以上必要説は常識となっています。

2000語なんて「覚えたくない」「覚えられない」「他の勉強のじゃま」

ここまで、2000語の必要性を話してきました。

ですが、2000語を覚えることにはデメリットもあります。

続いては2000語暗記の弊害について話していきます。

たくさんの英単語を暗記することのデメリットは大きく3つあります。

  • 勉強がキライになる
  • 覚えられない
  • 他教科の勉強時間が取れない

それぞれ説明していきます。

英単語がキツすぎて、勉強をしなくなる

基本的に、英単語暗記というのは勉強し始めのころにやります。

最初の頃は、勉強を長時間やったり毎日続けるスタミナがついていません。

なので、普通は1日1時間~3時間くらいの軽い勉強をしながら、毎日やる週間をつけていくべきなのです。

ですが、多くの受験生は最初にこの2000語暗記をやらされます。

2000語というのは実に100問テスト20回分です。

毎日50個~100個の英単語を覚えながら、昨日までに覚えた単語の復習もしなければいけません。

最初のころは2時間くらい必要でしょう。

これを毎日やります。

するとどうなるか。

元々苦手だった英語が、完全にキライになります。

しかも、別に英単語を覚えたからといってテストの点数が上がるわけではありません。

高3の夏頃になると、「英語キライ」「単語覚えられない」「勉強やりたくない」という生徒が大量発生します。

その原因は紛れもなく英単語暗記なのです。

シンプルに2000語は覚えられない

さきほども言いましたが、2000語は100問テスト20回文です。

普通の100問テストですら、1か月くらいをかけて95点がとれれば合格と言えるでしょう。

その20倍の量を3ヶ月くらいで覚えろよ、と言われるのです。

そりゃ、無理でしょ。

そもそも2000語や3000語と聞いて、「全部覚えられそう」と感じた受験生なんかいないはずです。

そして案の定99%の受験生は、共通テストの当日になっても2000語を覚えていません。

覚えていないだけならまだマシです。

多くの学生は2000語のうち30%くらいが「あやふや」な状況でテストに挑みます。

このあやふやは非常に危険です。

まず、思い出すのに時間がかかります。

そもそも80分で6000語以上を読まないといけないのに、いちいち「あれ、どういう意味だったかな」と30秒以上なやむことが多くなります。

80分で6000語なんて、悩んでいたら絶対に解けません。思い出す時間が命取りになります。

さらに、「あやふや」なので勘違いが頻繁します。

2000語も覚えるとこんがらがってきて、単語の訳候補が常に3つくらい頭に浮かんでしまいます。

そうして、結局間違った訳のままテストを解き、いわゆる「凡ミス」をします。

ただ、私から言わせればこんなもの凡ミスではありません。当然起こりうる「実力不足」です。

受験生は「あ、こっちか。凡ミスだ」と気にしませんが、この凡ミスは受験本番まで絶対に無くなりませんし、本番でも案の定ミスります。

これが多く単語を覚えることの怖さです。

他の教科の勉強に時間をとれない

3つめのデメリットは他教科の勉強の時間まで奪ってしまうことです。

特に国公立志望の人は、5教科7科目の勉強を同時にしなければいけません。

そんな時に、毎日2時間ちかく英単語を勉強していたらどうなるでしょうか。

1日12時間以上勉強できる努力家の人ならいいかもしれませんが、普通の人は破綻します。

少なくとも、私は無理でした。

これが私の受験時代のタイムスケジュール(1日8時間勉強)です。

1日8時間やると考えると、英単語にかけられるのは0.5時間、つまり30分だけです。

これが国公立を目指す学生の現実だと思います。

英単語暗記に2時間もかけていたら、絶対に他の教科が間に合いません。

そもそも英単語暗記は30分だけでも結構疲れるので、長時間やるものではないと思います。

このようなデメリットがあるため、私は2000語も暗記するのを諦めました。

2000語の英単語暗記がいらない理由 – 共テ7割をとる方法

2000語必要と言われてたけど、2000語覚えるのもデメリットが大きい。

じゃあどうすんねん、と。

もうお分かりだと思いますが、答えは「2000語は覚えない」です。

私は受験を通して、2000語暗記は「いらない」と確信しました。

続いては私が2000語暗記をいらないと言い切れる理由について、説明していきます。

まず、今回は偏差値50台のいわゆる中堅国公立大学を目指すことを前提とします。

偏差値60以上の難関国公立大学や、MARCH以上の私立大学を目指す場合には正直2000語はやった方がいいです。

なぜかというと、難関大学の2次試験には「知らないと解けない知識問題」が出るからです。
2次試験(学校独自のテスト)の配分も高いため、その対策として2000語はやっておくことをおススメします。

ですが、中堅国公立、または日東駒専レベル以下の私立であれば2000語もいりません。

中堅国公立でいうと、共通テストの得点率は60%~70%あれば大丈夫です。

そうなると英語リーディングも100点満点中、60点~70点を取れれば十分ということになります。

2024年度共通テストの英語では大問が6個ありますが、大問1~3問は難しくありません。

この大問1~3で8割の正答率を出すことができれば、あとの大問4~6は半分くらいしか解けなくても6割は余裕で超えます。

重要なのは、基礎的な問題をしっかり解くこと。

そのためには単語力はさほど必要ありません。

下の画像は大問1の単語をレベル別に色分けしたものですが、難しい単語はほとんどないことがわかると思います。

シス単で習うような高校レベルの単語ですら文章全体の6%くらいしかありません。

大問3にいたっては高校レベル単語は5.3%で、単語レベルでいえば大問1よりも簡単です。

単語レベルは中学単語がしっかり覚えられていればさほど問題はなく、どちらかといえば文章読解や文法知識が求められます。

2000語も覚えなくても、基本さえおさえれば共通テストで6~7割、さらには国公立大学の合格もできるということです。

英単語600個だけで国公立に現役合格した方法

ここまで、英単語を2000語も覚えなくてもよい理由を説明してきました。

では、逆に何個の英単語を覚えればよいのか。

どの単語帳を使えばいいのか。

いよいよその具体的な解決方法について、解説していきます。

私がおススメする単語帳はこちらです。

▼『合格英単語600』

出典:https://www.amazon.co.jp/

「600語でいいの?」と思う人もいるかもしれません。

ふつう受験に必要とされてる単語数の30%以下ですからね。

でも、大丈夫です。私はこれのみで入試英語で8割をとり、国公立に現役合格しています。

まずはこの[合格英単語600語]がどんな単語帳なのかをお話します。

「合格英単語600」は受験で”使う”単語だけを超厳選した単語帳

この単語帳は東大合格者たち数百人にアンケート調査をしたところ、「誰も2000語なんて覚えてなかった」という驚きの結果になったことから作られたものです。

著者らが東大合格者たち数百人にアンケート調査を行った際、市販の2000語前後の単語帳を買っても、最後まですべて覚えたという人は全体の1パーセント以下だったといいます。

「全部暗記しようとしたが、半分以下しかやれなかった」「途中でやめた」という人がほとんどだったんです。

その理由は、シンプルに「使わない単語は忘れた」から。

システム英単語やターゲット1900の単語は確かにテストには出ます。

ですが、半分以上の単語は「問題に正解するのに必要ない場所」で登場するのです。

テストが得意な人ほど回答に必要な根拠が書かれた場所を見つけ出すのが上手かったり、分からない単語があっても消去法などの別ルートで答えにたどり着けたりします。

そのため、そもそもすべての単語を知っている必要がなかったのです。

その結果、回答に必要な箇所によく出てくる単語だけは覚えているが、どうでもいい箇所にしか出てこない単語は忘れていくことになります。

シス単やターゲットはこの区別をつけておらず、「テストの文に登場する=必要」と考えた結果、単語数が多くなっています。

そして東大合格者にとったアンケート調査の結果、「合格した人がみんな覚えていた」単語に絞った結果、600語のみの単語帳ができたという訳です。

もちろん、その後なんども内容のブラッシュアップが行われており、2023年に改訂されたものは共通テストの内容も加味されています。

要するに、「これだけやっとけば合格できる」という必要最低限のみで構成された単語帳ということです。

単語暗記は1日15分、リスニングにも対応できる力がつく

次に、合格英単語600の特徴をいくつか紹介します。

まずは何と言っても「誰でも完ぺきに暗記できる」ということ。

暗記が苦手、英語が苦手な人でも600語を3ヶ月で覚えるのは全然できです。

そして、あいまいではなく「完ぺき」に覚えられるのがこの600語のよさ。

受験では、英語を聞いたら一瞬で訳が頭にイメージできるスピード感がめっちゃ重要です。

これにより以下のことができるようになります。

  • 単語による凡ミスをしなくなる
  • 長文を読むスピードが上がる
  • リスニングでも単語が聞き取れる

特にリスニングは重要で、「単語を聞く⇒日本語訳を思い出す」のスピード感では次々に出てくる英語に対応できません。

英語を聞いた瞬間には訳が頭に浮かんでいるレベルで覚えることが、英語リスニングの点数をアップさせる秘訣です。

そして、合格英単語600は最終的に10分ちょっとで1周できるようになります。

そうなると、単語にかける勉強時間は無いのと同じ。学校に行く電車の中で10分やれば完了です。

英単語に時間を取られなくなると、他の教科の勉強がラクになります。

勉強時間なんていくらあっても足りないのが国公立入試です。

1日12時間も勉強してられない!という人は特に、英単語暗記の時間は減らすことをおススメします。

合格英単語600の正しい進め方

合格英単語を買うときには注意点があります。

必ず下のパッケージの「改訂2版 合格英単語600」を買うようにしてください。これが2023年に改訂された最新版となります。

▼『改訂2版 合格英単語600』

出典:https://www.amazon.co.jp/

進め方についてですが、大学3年生になる直前の春休みや、3年生の春にスタートできるとよいです。

そうすると夏前にはだいたい覚えられるので、受験勉強本番のときに負担にならずにすみます。

1周したときに最初の方を忘れないための正しい英単語暗記の方法についても記事にしているので、具体的すすめ方はこれを参考にしてください。

また、シス単やターゲットの方がいいのではと迷ってる人もいると思います。

全部を覚えられる自身がある人、難関大学を目指す人はそっちを使ってもいいと思います。

ただ、個人的には最初は合格英単語600から始めるのが良いと思います。

最初から2000語をやろうとすると半分以上の人は挫折しますし、まずは自分がどれくらいの単語数の暗記ができるのか試す意味でも600語からやるとよいです。

また、600語を覚えた後に「全然もっと覚えられる!」と感じた人はシス単やターゲットに移るのでもよいと思います。

私も現役時代はできれば2000語やりたいと考えていましたが、600語をやっていくなかで「これ以上は無理だな・・・」と思い、600語を極める道を選びました。

受験勉強では「やったけど覚えてない」と「途中でやめた」はなるべく減らさなければいけません。

特に勉強し始めの段階では「これは絶対にできそう」と確信できる参考書を使うことを強く・強くおススメします。

他にも受験勉強をなるべくラクしながら攻略する方法を記事にしているので、良ければ見ていってください。

もし質問や意見などがあれば、コメントか問合せフォームからもらえれば喜んでお答えします。

受験勉強は長く大変な戦いなので、少しでも自分がラクできる楽しい方法を模索してみてください。

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