英単語帳の正しい使い方|暗記が苦手でも単語帳を15分で1周できるようになる方法

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この記事では、『合格英単語600』という単語帳の正しい使い方を解説します。

▼『合格英単語600』

出典:https://www.amazon.co.jp/

この方法を使えば、誰でも600語を完ぺきに覚えることができます。

暗記が苦手でも問題ありません。暗記力は一切不要です。

英語が苦手でも問題ありません。1日30分程度で終わりますし、頭も使いません。

なんなら最後にはまるまる1冊を15分以内で1周できるようになります。

具体的な手順やコツを、図解も含めて分かりやすく書いたつもりです。

英単語をラクしてマスターしたい!という方はぜひ読んでください。

それでは、さっそくやり方を説明していきます。

計画を立てる

合格英単語600は2つのステップで学習していきます。

  1. 毎日新しい単語を覚えていく
  2. 最後までいったら、ひたすら黙読を繰り返す

まず、「新しい単語のインプット」をどんなスケジュールでやっていくか計画を立てます。

以下のどちらかのペースで進めるとよいです。

  • 毎日20語ずつ覚える(30分~1時間) → 1ヶ月弱
  • 毎日10語ずつ覚える(30分以内) → 2ヶ月弱

早く進めたいからといって、1日に30語以上ずつ進めるのはやめた方がよいです。

なぜなら、ノルマが多すぎると挫折の原因になるから。

一番大事なのは、毎日やることです。

無理して20語ずつ進めて途中で挫折して終わるよりは、ゆっくりでも10語ずつ進めた方がよいです。

どれだけゆっくりやっても3ヶ月経てば一通り学習が終わるため、自分のできるペースでやっていきましょう。

復習とインプットを同時に進める

では、具体的な単語インプットの方法について話していきます。

まず、単語を暗記をする時に一番やってはいけない方法があります。

それは、新しい単語を覚えている時に、前に覚えた単語を復習しないことです。

「参考書を一周やり終わった後で最初に戻ってみると、スッカリ忘れてしまっていた」という経験がありませんか?

多くの人がやりがちな行為ですが、これは絶対にNGです。

本当に時間の無駄になってしまいます。

そうならないため、復習とインプットは同時に進める必要があります。

やり方を教えます。

忘れないための単語暗記のやり方

たとえば、10日で100語を覚えるとします。

1日10個ずつ覚えていけばよいですね。

まず1日目は1~10個を覚えます。

その翌日はまず昨日の1~10個を復習してから、11~20個目を新たに覚えます

その次の日は1~20個を復習してから、新たに21~30個目を覚えます

図にすると下記のような感じです。

これを繰り返すと、100語覚える十日目には1~10語は10回も反復練習をしていることになります。

少しめんどくさく感じるかもしれませんが、この方法が一番忘れにくいやり方です。

「これじゃあ、どんどん1日の暗記に時間が伸びていくじゃん」と思う方もいるでしょう。

ですので、復習の部分は反復の回数を重ねるたびにスピードを上げて復習するようにします。

10回も復習すると、5割以上は即答できるようになります。

そうなると、やる語数が増えても思ったより時間はかからないのです。

先ほイメージ図を時間を基準に作るとこんな感じになります。

復習回数が多い単語ほど、復習にかかる時間は少なくなり、合計の時間も思ったよりかかりません。

また、変に聞こえるかもしれませんがインプット時点では単語を「覚える」必要はありません。

復習も単語のインプットも、なるべく「早くやること」を意識します。

日本語訳が一瞬で浮かばなければ、すぐに答えを見てOKです。考えなくていいです。

後述しますが、一通り学習したあとに全体を100周以上繰り返し反復します。

そうすれば、自然とすべての単語が即答できるようになります。

実は最初のインプットが一番しんどい作業なので、覚えることよりも早くこなすことを意識してください。

最初は書いて覚える、4回目からは黙読で復習

続いて、1周目から順番にやり方を説明していきます。

とはいっても、全然難しくはありません。

ざっくりとした手順は以下の通りです。

1周目:  紙に書いて覚える
2、3周目: 単語と説明文を音読する
4、5周目: 単語と説明文を黙読する
6週目以降:単語を赤シートで隠して読んでみる

順番にポイントを説明します。

1周目:紙に書いて覚える

最初の1周だけは英単語を紙に書きます

書く回数は1単語につき5~10回ずつくらいで大丈夫です。

最初に書く理由は、スペル(つづり)をしっかりと認識するためです。

発音が分からない単語はこの時に調べて確認しておきましょう

このあと何百回も読む単語の発音を間違って覚えていると大変なので、しっかりチェックしてください。

ここで単語を”覚える”必要はまったくありません。

このあと何百回と繰り返すなかで自然と暗記はできるようになります。

1周目が圧倒的に時間がかかるため、ここはなるべくサクサク進めます。

1周目はゴアイサツくらいに思って、スピーディーに進めましょう。

2、3周目:単語と説明文を音読する

2週目です。

英単語と右の説明文をブツブツ音読していきます。

声に出した方が頭に入るので、できれば音読がいいです。

ただ、声を出せない環境で勉強する場合もあると思います。

その時は、頭の中でしゃべってください。

ただ文字を追うだけよりは、そっちのほうが頭に入りやすいです。

3週目も同様に音読をします。

4、5周目:単語と説明文を黙読する

4週目は英単語と説明文を黙読します

目で追うだけでOKです。

3週目までよりは速いスピードでやれると思います。

5周目も同様です。

このあとは説明文を読まなくなりますので、「分かってる」「覚えてる」と思ってもしっかり説明文を目で追うようにはしてください。

6週目以降:単語を赤シートで隠して読んでみる

6週目以降は英単語のみを黙読します。

回数に比例して読むスピードを速めていきます。

赤シートを使って答えを隠し、日本語訳を予測するとよい訓練になります。

赤シートは6週目以降にしておきましょう。最初の覚えていない段階で使うと時間がかかってイヤになります。

また、赤シートを使う場合でも何秒も思い出そうとせず、3秒くらい浮かばなかったらサッサと答えを見てください。

10~20回見たページは1ページあたり20秒以内でサーっとみられるようにします。

30回を超えたら、1ページあたり10秒以内で見られるようになっていきます。

100回をこえると、1冊が20分以内に1周できるようになります。

こうなると1単語1秒以内、ほぼ反射で答えが出ます。

期間としては半年くらいでこのレベルに到達します。

コツ|とにかく早く・回数をこなす

暗記のコツを2つお伝えします。

  • 1周を短時間で終わらせる
  • 無理に覚えようとしない

まず、何回も言っていますが1周のサイクルを速くすることを意識しましょう。

1周に時間がかかると、疲れてイヤになっていきます。

50回、100回と繰り返すなかで覚えていけばいいのです。

飽きるほど、なんなら飽きてからもひたすら続けることで自信がついていきます。

そして、無理に覚えようとしないこと。

赤シートで3秒みて思い浮かばなければ次に進んでください。

問題演習なら長考も意味があるかもしれませんが、暗記の段階では時間のムダでしかありません。

答えを思い出すこと楽しみたい人もいるかもしれませんが、それをするのは今ではありません。

1周をなるべく速く終わらせるタイムアタックを楽しむようにしてください。

また、100回以上繰り返しても、分からない単語は分からないままです。

これはもうしょうがないです。

私は暗記が苦手ではないですが、それでも何回やっても思い浮かばない単語はありました。

数か月やってみて正答率95%以上、1周15分以内で終わるようになったら、そこで初めて覚えられない単語を重点的に復習しましょう。

その時には、覚えていない単語は10個にも満たないはずです。

それだけをリストアップして特別に暗記をします。

ここまでやれば、完ぺきに覚えたと言えるでしょう。

お疲れ様でした。

完ぺきに覚えたあとも、定期的に復習をする

単語帳を完ぺきに覚えたあとも、1週間~1か月ごとに1回くらい見直しをしましょう。

人間は結構忘れてしまうので、覚えたあとも定期的に復習します。

特に、模試や入試本番の直前には復習するようにしてください。

これは確認作業の意味もありますが、もう一つ大事な役割があります。

それは、自信をもってテストに挑むためのルーティーンとしての役割です。

テスト直前に再確認し、「私はこの内容は完ぺきだ」と思えれば、自信をもって挑むことができます。

意外なことに、参考書を一つでも完ぺきにしている学生はほぼいません。

おそらく、同じテスト会場ではあなただけでしょう。

他の学生は「この単語なんだっけ、やったことはあるんだけどな・・・」という迷いながらテストを受けます。

しかし、あなたはこの600語については迷うことがありません。

それどころか、文中に出てくれば反射的に日本語訳が頭に浮かび上がります

これがどれだけ重要なことかはテストを受けてみれば理解できるでしょう。

この暗記方法は誰でもカンタンにできる

600語を暗記するのに特別なスキルや才能は必要ありません。

それはここまでの説明を読めば、お分かりいただけると思います。

100回以上繰り返して体にしみこませるやり方なら、誰でもできるようになります。

さらに、やればやるほど1周の時間は短くなり、他の勉強の負担にもなりません。

ちなみに私は最短11分で単語帳を1周できるようになりました。

他の単語帳ならありえません。

他の単語帳では1日で1周することすら難易度が高いことです。

それが10分ちょっとで1周できてしまうのです。

私は通勤の電車の中で毎日やっていました。正直すぐ終わるのでなんの苦痛にもなりません。

こんなに楽で、こんなに効果の出る英単語帳を私は他に知りません。

あなたもぜひ、このやり方を実践して英単語を得意ジャンルにしてください。

質問があればコメントまで

もし、ご質問などあればコメントくれるとありがたいです。

質問でなくとも感想や意見でも大変喜びます。

こんなクソ長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも大学受験対策の記事を書いているので、もしご興味があれば読んでください。

基本的にはズボラで勉強嫌いな凡人(私)ができる勉強方法を書きなぐっています。

少しでも参考になればうれしいです。

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